ギョーカイで、結構話題になった本。
発端は「The Magic」(東京堂出版)第4号での書評欄。「すっごい盗作の手品の本!」「…巻末にあげてある参考文献を適当に拾い出して寄せ集めたようなもの」
「著作権っていうこと知らないんじゃないのか?」とめちゃくちゃ叩いて、「この問題は出るところへ出て、白黒つけなくては済ませるわけにはいかない。現在訴訟準備中である」と高木重朗氏、二川滋夫氏の連名ではっきりと言い切られていました。
また、「著者の略歴も『ダイバーノンをはじめとするアメリカのトップマジシャンたちと交流を深め…』とあるが、バーノン氏などにたずねたところ知らないとのことであった」と著者の柳田昌宏氏がインチキのごとく書かれているのでした。
高木・二川両氏といえば、マジック界の重鎮。どーなるものかと、動きを見守っていたんですが、高木氏が亡くなられるなどあったせいか、「The
Magic」本誌に、その後の経過は出なかったようです。
当時のリアルタイムでの感想では、文庫でシガースルーコインやシェルの存在をバラさんでくれっていうのと、他社の売りネタ(ブレインウェーブ、、保・留・取、ESPテスト、ウルトラX線カード等)をバラしちゃまずいだろーというものでした。
しかし、引用の問題は、そこまで言うか?と思っていた(っていうか、ほかの引用文献を明記していないマジックの本のほうが問題だと思っていた)し、バーノン氏云々は柳田氏がキャッスルに出入りしていたのを知っていたので、基本的に「The
Magic」側に対して「はあ?(゚Д゚)」って感じでした。
(※追記:robopitcher氏に「技法のところをコインマジック事典と比べてみい」と指摘されたので、確認。こりゃ、そこまでいうやな(^_^;)
その後、2001年のサムタイ・クラッシックフォースのテレビでの種明かしをきっかけに、メーリングリストや各種掲示板で論争が巻き起こり、再びこの本の話題がとりあげられるようになりました。 「Wizards' Inn」のサイトの掲示板によると、この問題については、弁護士を通じた話合いが行われ、問題なしとの結論が出たということ。一方側のコメントですが、事実に近いものと思われます。(相手側の動きを見ても)
サムタイ等の種明かし関係の対応については、Wizards' Inn側に「はあ?(゚Д゚)」ですが…。
で、肝心の本の中身はというと、超能力風に現象をトリックによって行う方法を解説したものです。イラストも豊富で、その後何冊か出るWizards'
Inn関連の本の中でも一番わかりやすい解説書だと思います。(っていうか、だんだんわかりにくくなってる気がしますが…(^_^;)。
★追記:「最新トリックカード徹底解説!」はイイ感じぽいです。
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