「奇術師」

マジック

新聞記者のアンドルーは、彼を呼び寄せた女性から意外な話を聞かされる。お互いの祖先は二十世紀初頭の天才奇術師。そして、生涯ライバル関係にあった二人の確執は子孫のアンドルーにまで影響を与えているというのだが!? 二人の奇術師が遺した手記により、衝撃の事実が明らかとなる! 世界幻想文学大賞受賞。

「奇術師」クリストファー・プリースト著・古沢嘉通訳。ハヤカワ文庫。ル・プロフェッスール・ド・ラ・マジと偉大なるデントン。2人の奇術師の手記による当時の興業風景を読むだけでも面白かったです。まあ、現在のシーンは正直、意味わからなかったりしましたが…。解説に語り手の新聞記者がエンジャ(偉大なるデントン)の手記を読んだって書いてありますが、読んでいない気がするのは何か見逃しているのでしょうか? で、感想。「ニコラ・テスラって、すごいなー」。実在した発明家ニコラ・テスラについては、荒木飛呂彦監修の「変人偏屈列伝」に詳しいです。交流最高!

〈プラチナファンタジイ〉 奇術師
クリストファー・プリースト 古沢 嘉通
早川書房
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