◆「消えた奇術師」…鮎川哲也著。光文社文庫。タイトル買い。奇術師・旭日斎天馬一座の目玉の出し物は「トランク抜け」だが、抜け出すはずの一員が死体となっていた
。表題作は自分的にはうーん。
◆「幻妖 山田風太郎全仕事」…一迅社。読み応えあり。忍法帖のマイベストは「甲賀忍法帖」、「柳生忍法帖」、「魔界転生」を別格とすれば、麗しき姫のために命をかける「風来忍法帖」と「忍法八犬伝」。それとラストがすげー「忍法忠臣蔵」。でも明治モノの方が好きだったり。
◆「小生物語」…乙一著。幻冬舎文庫。「ジョジョの奇妙な冒険Part4」のノベライズはいつかなあ、と。
◆「泣く男―山田芳裕短編集」…山田芳裕著。双葉文庫名作シリーズ。なかいま強原作の「佐々霧兵吾 円錐剣」は続編が読みたい。
◆「ザ・プライザー」…山田芳裕著。双葉文庫名作シリーズ。もう一冊。山田芳裕のマイベストはいまだ「考える侍」。
◆「イフリート-断罪の炎人- 1巻」…吉田正紀著。少年サンデーコミックス。炎と氷の殺し屋マンガ。殺しの入札シーンあり。
コメント
まぜてください。
私のベスト・ワンは「江戸忍法帖」です。
なんとなれば、まさかの「禁じ手」が使われているのです。非情、無情、無残なりや、山田風太朗!!!
ラスト数行もよろしい。「おさらば」ふたりをのせた馬は、蹄の音をあげはじめた。それは春の雲の果てへ翔け去ってゆく天馬のようにみえた。(おわり)
引用資料 「江戸忍法帖」山田風太朗忍法全集(二)第一回配本 昭和三九年二月十五日第六刷 講談社 250円
ども。
う、読んだ記憶はあるのですが「禁じ手」が思い出せません。魔窟の書庫から探して読み直します(^_^;)。
といいつつすでに昨日より「風来忍法帖」を読み返していたりしています。